チャーム(Charm)。
英語で直訳すると魅了するもの、あるいは飾り、と言ったところですが、つまるところ居酒屋さんでいうお通しが一番近く、和食屋さんでいう「つきだし」(※)やフランス料理のコースの一品目の「アミューズ」(楽しませるもの)も似たような性格を持っています。
(※)「突き出し」「付き出し」と2通り書き方があるようなのであえて平仮名にしました。
お通しは注文しなくても出てくるおつまみの事を言いますが、チャームも同様です。
しかし注意したいのはその内容が特にバーの場合お店によって千差万別だという事です。
スナック菓子のところもあれば、ナッツ類のところもあります。ドライフルーツやビーフジャーキーなどの乾き物の盛り合わせも多いでしょうか。
また、マリネやサラダのようにそれだけで一品料理かのような凝った品が出てくることもあります。「つきだし」「アミューズ」に近いパターンです。
稀なパターンかとは思いますが私の訪れたことのあるとあるバーではハンバーグとスープが出てきたことがあり、「既にメシじゃんw」と思ったことがあります。
値段の高いお店ならチャームも豪華かと言えば、そうでもありません。むしろ値段の高いオーセンティックバーなどはミックスナッツやドライフルーツなど簡素な物の方が圧倒的に多いと思われます。
むしろ中間的な値段のショットバーが一番個性的なチャームを出す傾向にあると思われます。そして安めのお店はスナック菓子盛り合わせであることが多いです。
お店によっては何種類か用意があり、好みや最初の一杯のオーダーによって選べることもあります。いずれにしてもその個性の一端を担うこともあるのがチャームです。
さて・・・たまに(チェーンの)居酒屋さんで「お通しカット」をする人たちがいますが、バーにおいてはそれはできません。厳密に言えばお腹が一杯、アレルギー、または好みの問題等でチャームを貰わず断ることは可能ですが、チャージ料金はそのままかかります。チャージ料金はお通し代ではなく、入場料のようなものです。なので、チャージ料金を浮かそうと思ってチャームを断るのは全く無意味、或いは無粋な行為と見られることがありますので注意したほうが良いでしょう。
なお、チャームが凝っていたり美味しいお店はその他のフードメニューも期待ができますので、注文してみると良いと思います。
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