今回は特定のジャンルのお酒や売り物に特化したバーをそれぞれ簡単にご案内していきます。
◎モルトバー
ウイスキー、中でもスコッチやジャパニーズウイスキーのシングルモルトを多く揃えたバー。店主のこだわりが色濃く反映される場合が多く、一概には言えないものの、そのこだわりをむやみに押し付けるお店はあまり良いとは言えない印象です。
※例: シングルモルト以外のウイスキー(ブレンデッドウイスキーやバーボンなど)をバカにする、水割りを邪道という、などなど…
いわゆるウイスキー愛好家の趣味のお店みたいなものだとちょっとオススメできません。逆にウイスキー以外のカクテルなどにも一定の知識と技量があるなかで、特にウイスキーを推しているというお店ですとお客様に合ったお酒や飲み方を柔軟に提案してくれると思いますのでオススメです。
◎ワインバー
文字通りワインを売りにしているお店で、バーと名のつく通り、カウンター席をメインとしていることが多いでしょう。レストラン、ビストロに比べれば食べ物は多くありませんが、ワインに合うおつまみとして真っ先に思い浮かぶチーズや生ハムなどには力を入れているお店が多いと思います。もちろんピザやキッシュなど、ある程度お腹にたまるものを置いてあるお店もあります。
◎ビアバー
ビールをメインにしているお店ですが、近年ですとビアバーのビール≒海外のビール+クラフトビールと言うことができそうです。タップから樽出しで提供するドラフトビールもあれば、瓶(320cc〜500cc程度)で提供するものもあります。
日本においては「とりあえずビール」の文化がいまだ根強いので馴染みが深いようにも思いますが、「とりあえずビール」に最も多く飲まれるであろう国産大手メーカーのものに比べ、海外のビールやクラフトビールは原価がそれなりにかかるので一杯(一本)単価は割と高いです。ビールのフレーバーは様々にあるのでハンバーガーやポテトなど、少しアメリカ風、またはフィッシュ&チップスのようなパブ系のフード、アヒージョなどのスペイン系などバラエティに富んだフードがあります。
◎日本酒バー
ワインバーの日本酒バージョン。近年ですと単一料金にて一定時間飲み放題のお店も増えました。ワインバー同様、和食屋さんに比べると料理の幅は少ないですが、気の利いたおつまみが用意されています。また角打ちスタイルも人気ですね。キャッシュオンデリバリー(1オーダー毎にお金を支払うスタイル)でサクッと飲む感じです。もともとは飲食店ではない「酒屋」さんの片隅で一杯飲むことを角打ちと言ったのですが、最近は居酒屋さんや日本酒バーのような日本酒を扱う飲食店でも、そのように呼ばれるようになりました。
◎焼酎バー
焼酎をメインに据えているのはその名の通りですが、他にこだわりの果実酒や焼酎ベースのリキュールなども揃えていることが多いです。料理の種類はもちろん焼酎に合うような和風のものが多いですが、店主の方針に拠って軽いものからボリュームのあるものまで和洋中様々です。
その他、〇〇バーと名のつくものは星の数ほどあります。もはや言ったもん勝ちのような様相を呈しているので挙げたらキリがありません。
もし特定の〇〇バーについて紹介したくなった時には書かせていただきますので、淡い期待を持ってお待ちくださいませ。
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