一般的にいう意味でのナンパであれば、
ナシです。
というのもいわゆる迷惑行為のひとつだからです。
但し、ひとつ前の記事に書いたように、この話はそのバーがナンパ目的の男性がよく来る店だと広く認知されていて(つまりお店側としてもナンパできる場であることを売りにしている)、しかもそれを分かっていて女性が来店している(いわゆるナンパ待ち)ような場合は当てはまりませんのでご注意ください。
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バーの要のひとつが女性客です。
女性客が来店しやすい、居心地よくいられるバー、安心できるバーが、人気の出るバーだとも言えます。
これはバーに限らず色んな業界、業態に言えることです。
「レディースデー」などが良い例ですね。
なぜなら女性客がいるところなら男性客も行こうと思うからです。
女性客目当てに男性客が来るとわかっててナンパ禁止ってどういうことやねん!!
という声が聞こえてきそうです。
そこでナンパの成功率ってどの程度でしょうか。
「あ、コイツ、ナンパ目的か」と思った時点で迷惑がられるのが9割以上です。
ナンパして、その店から連れ出そうとするのが目的であれば、お店にとってその女性からの売上を得る機会を奪われていることに他なりません。
そしてそういう迷惑な人間が来るお店からは女性客の足は遠のいていきます。もちろん店にとっては大きな損失です。路上でのナンパは私としては良いとも悪いとも言えませんが、その「場」の迷惑になっているというのがお店と路上の決定的な違いですし、路上であっても「あそこの通りはナンパが多いから、キャッチが多いから、避けるようにしている」という女性は多いものです。そしてお店がそういうふうに思われるわけにはいきません。良心的な男性客にとっても、ナンパ目的でないとしてもやはり魅力半減です。
だから、バーテンダーはナンパと判断、あるいは女性が迷惑していると判断したら大体やんわり邪魔に入ります。わざとその男には関係なさそうな話題をふるなどです。
また、その女性に配偶者や交際相手がいることをバーテンダーや他の常連客が知っている場合があります。さらにそういう時は配偶者、交際相手本人も友人知人であることが多いです(※)。さてどうなるでしょうか。
やんわりとフルボッコですw
したがって、バーにおけるナンパというのは誰にとってもメリットは極小、リスクは極大なのです。やめておいたほうが無難です。
(※)パターン1: ひとり飲みしているのを心配されないように、「ここが私の通ってるバー。別に変なところじゃないでしょ?」ということで相手を連れてくる
パターン2: そもそも相手とそのバーで出会った
パターン3: 他の男性客への牽制。「私 相手いるから口説かないでね」ということで相手を連れてくる
しかし!これは「バーに異性との出会いを求めるな」ということでは全くありません。
その場の空気を全く考えない露骨なナンパが良くないのであって、そのバーに通い、顔を合わせていくことで仲良くなったり、もし初対面でもなんとなく流れの上でお互いに気が合ってということであればなにも文句を言われるようなことはありません。そのためにもバーにおいてスマートに振る舞うことやマナーを守るということは重要になってきますので、このブログの記事などを参考にしていただけたら幸いです。
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